理工系大学院の基礎数学を、公式の選択、途中式、検算の順に学ぶための独自例題です。出題科目・範囲は志望先ごとに確認してください。
例題1:置換積分
次の定積分を求めます。
- 分母の微分が分子と一致するので u=1+x² と置きます。
- du=2x dx、積分区間はx=0→u=1、x=1→u=2となります。
- 1/uの積分を求めます。
検算:被積分関数は区間内で非負、よって結果も正です。関連:不定積分、置換積分(内容確認中)。
例題2:固有値と固有ベクトル
次の実対称行列を考えます。
- det(A−λI)=0と置くと(2−λ)²−1=0です。
- (λ−1)(λ−3)=0なので固有値は1と3です。
- λ=3ならx=yなので(1,1)ᵀ、λ=1ならx=−yなので(1,−1)ᵀを固有ベクトルにできます。
検算:Av₁=3v₁、Av₂=v₂を満たします。またtr(A)=4は固有値の和、det(A)=3は積に一致します。関連:固有値。
例題3:一次微分方程式の初期値問題
y′+2y=4、y(0)=1を解きます。
- 右辺4に対する定常特解はy=2です。
- 斉次方程式y′+2y=0の解はCe^(−2t)です。
- y=2+Ce^(−2t)に初期値を代入し、C=−1を求めます。
検算:y′=2e^(−2t)を代入するとy′+2y=4、y(0)=1になります。関連:一次線形微分方程式。
数学を復習する順序
| 段階 | 学習すること | 確認項目 |
|---|---|---|
| 基礎 | 極限・微分・積分・行列演算 | 公式を使える条件 |
| 標準 | 置換積分・固有値・微分方程式 | 途中式の再現と検算 |
| 応用 | 多変数・対角化・境界値問題 | 条件が変わったときの対応 |
| 仕上げ | 公式過去問と独自類題 | 時間内に説明可能な答案 |
練習問題
B=diag(2,5)の固有値の和・積を求めてください。
解答・検算を見る
固有値は2、5。和は7でtr(B)に、積は10でdet(B)に一致します。
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