私は理系の学部で学び、大学院へ進学しました。院試を考えると、専門科目だけでなく、志望分野の選定、募集要項の確認、英語スコアの準備など、並行して進めることがたくさんあります。
1.最初に「出題科目と配点」を確認
同じ大学でも研究科・専攻で選考方法は異なります。筆記試験があるか、基礎科目と専門科目の範囲、英語成績の提出形式、面接・研究計画の比重を先に調べましょう。年度によって変わるため、前年の情報だけでスケジュールを組むのは危険です。
2.基礎から過去問へ3段階
第1段階:微積分・線形代数・電磁気・電気回路などの定義と計算を確認します。公式を見ずに典型問題が解けることを目指しましょう。
第2段階:専攻の過去問を入手し、時間を計らずに解き、分からなかった単元を基礎へ戻って補強します。最初から制限時間で解けなくても構いません。
第3段階:制限時間を設定し、解答の根拠・途中式・単位まで含めて再現します。解いたあとに「定義理解」「変形」「計算」「時間配分」のどこで失敗したかを記録します。
3.過去問は解法を暗記しない
例えばガウスの法則を使う問題でも、重要なのは公式を知っていることより、どの対称性があるから電場を曲面上で一定とみなせるのか説明できることです。類題を自分で作って条件を変えて解いてみると、理解を確認できます。
4.研究室の理解と面接
志望研究室がどんなテーマを扱うか、論文や研究室の紹介を読み、「自分のこれまでの経験」「興味を持った理由」「今後学びたいこと」を短い言葉で説明する練習をします。知らないことを無理に知ったふりする必要はありません。
5.勉強スケジュールの例
試験日から逆算し、初期は基礎の理解、中期は過去問の分類と補強、直前は時間を計った演習と弱点修正を中心にします。授業・卒業研究・就職活動との両立が必要なら、毎週「進んだ単元」「理解が曖昧なところ」を振り返って計画を現実に合わせます。
これは一般的な学習の組み方の一例です。大学や年度によって入試内容が違うので、必ず志望先の公式募集要項をご確認ください。